二人目不妊の原因

最近、二人目不妊の方が増えているようですが、そもそも二人目不妊とはどういう状態を指すのでしょうか。「もしかして自分は二人目不妊かも?」という方は、その原因となるものが自分にも当てはまっているか確認してみましょう。

 

二人目不妊とは?

「一人目は問題なく妊娠できたのに、なぜか二人目が妊娠できない…」このような状態を二人目不妊と呼びます。しかし、一人目を妊娠・出産できたと言うことは、夫婦の生殖機能に異常がないことがほぼ実証されたと考えてよいことになりますので、その点では安心できます。

一人目を自然に授かった夫婦にとっては、まさか自分たちが二人目不妊になる(=不妊治療を受ける)など考えてもいないことだと思います。そして、「一人目ができたんだから、二人目もそのうちできるはず」という気持ちになってしまいがちですので、そういった夫婦が実際に不妊検査をするのは、一人目を出産してから数年経過しているケースが多いようです。

どこからを「二人目不妊」と呼ぶかについてですが、前回の出産後に母乳をあげている期間が終了してから不妊期間としてカウントします。例えば、4年前に出産して1年間の母乳期間があったとすると、不妊期間は3年間となります。

一般的な不妊の定義では、避妊をせずに2年間妊娠しなかったら不妊とされますので、(上記の例では不妊期間が3年間あるので)このような場合は二人目不妊と考えられます。

 

二人目不妊の原因と想定されること

二人目不妊になってしまう具体的な原因として、主に以下のものが想定されます。

  • 年齢や生活環境の変化
  • 卵子の状態
  • 精子の状態
  • セックスの変化

それぞれの原因について、どのような影響があるのか、どの程度二人目不妊と密接に関係しているのか詳しく見てみましょう。

 

二人目不妊の原因? ~年齢や生活環境の変化~

先に書いたとおり、二人目不妊かな?と思った時には一人目の出産からすでに数年経っているケースが多いです。一般的に年齢の変化(加齢)すると体内環境も変わっていますので、(もちろん個人差はありますが)卵子の質の低下や卵巣の機能低下が起きていることが考えられます。

年齢が上がると仕事等いろいろな面でストレスが強くなり、それが不妊の原因になっている可能性も否定できないでしょう。また、一人目を出産した後はセックスの回数が減る傾向にありますが、それも二人目不妊の一因と考えられます。

 

二人目不妊の原因? ~卵子の状態~

出産を経て月経周期などに変化が起こることはありますが、排卵自体が起こらなくなることはありません。しかしこの排卵の「質」には変化が起こっている可能性があります。

加齢に伴う卵子の質の低下は35歳を過ぎると始まり、40歳以降ではその影響は深刻なものとなります。また育児や生活環境の変化などのストレスが、生殖機能に何らかの影響を及ぼしている可能性があると考えられます。

しかし実際には40歳を越えて自然に妊娠する人も珍しくありませんので、このことが二人目不妊の主原因であるとは言い切れない面があるのも事実です。

 

二人目不妊の原因? ~精子の状態~

卵子と同様に、精子も加齢による影響を受けると考えられています。ただし男性には女性の閉経に相当するような大きな生殖機能の変化がないため、女性と比較すると長い期間生殖機能が続きます。実際に60歳を越えても子供に恵まれる人もいることから、女性ほど加齢が不妊の原因となりにくいと言えるでしょう。

外的な要因とては、やはり年々増加する仕事上のストレスが挙げられるでしょう。ストレスによる精子の減少や運動率の低下も一因である可能性としては考えられますが、急激に精子数が減少するほど影響があるかは少し疑問が残ります。

 

二人目不妊の原因? ~セックスの変化~

セックスの回数が減ってしまうことも、二人目不妊の原因としてあります。セックスの回数は多ければ多いほど妊娠しやすいことが分かっていますので、一人目を妊娠した時から回数が減っていたら要注意です。

よく勘違いされるのですが、「セックスを頻繁にすると、精子が薄くなり妊娠しにくくなる」と思っている方が多いようです。ところがそんなことは全くなく、週に1回未満のセックスでは半年以内に妊娠する確率はわずか20%未満というデータもあるくらいです。

(逆に週4回以上セックスをした夫婦は、妊娠率は実に80%以上にもなるそうです。)

つまりセックスの回数が多いほど妊娠する確率も高まると言えます。ただし男性に言わせれば、毎日セックスすると射精時の精液量が減っていると感じるようですので、毎日とまではいかなくとも、ある程度の回数のセックスすることも二人目不妊解消のためには大切であると言えるのではないでしょうか。

 

「二人目不妊かな?」と思ったら早目に検査を受けましょう!

一人目を無事に妊娠できたからと言って、二人目が何事もなく妊娠できるとは限らないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

不妊治療は歳をとればとるほど効果が薄くなると言われています。「もしかしたら二人目不妊かも?」と思ったら、少しでも早く専門医に相談することをおすすめします。